桐朋中学校 (東京都国立市) | 学校探検 | ||||||
リベラルこそ桐朋らしさ
今の中学1年生が68期生になります。元は山下汽船株式会社社長の山下亀三郎さんが起こされた山水中学校で、戦後1947年、桐朋中学校として再出発しました。 ―「桐朋」という名称の由来は? 東京文理科大学・高等師範学校(現在の筑波大学)の校章であった“桐”に由来します。設立当時に同校の協力を得ました。現在でも毎年、同校からの体育の教育実習の受け入れを行っています。
―教育方針について教えて下さい。 教育目標である「自主・敬愛・勤労」は教育基本法からとった言葉ですが、豊かな人間性を育む上で、日頃の教育活動を通じてこの「自主・敬愛・勤労」に集約されているなあと実感しています。 ―一言で「桐朋らしさ」を表現すると? 自由な学校とよく言われますが、一言で言うと「自主」ということになると思います。 ―ガリ勉は桐朋の中では評価されないとか。 もちろん「勉強ですごいな」というのは生徒の中でも評価されますが、その価値観だけで友達関係が成り立っているわけではないので、「クラブですごい」「勉強もクラブもすごい」といろいろな基準はあると思います。
―「大らかで伸びやかな校風」というイメージがあるのですが。 その通りだと思います。いろいろな生徒を包み込む懐の深いところはあると思います。 ―学習指導の特色はどのような点にありますか。 基礎・基本を大事にするという点です。数学以外は極端な先取り授業を行っていません。それぞれの学年の範囲でいかに生徒の知的好奇心を刺激し、学ぶ楽しさを知ってもらうか。オリジナルの教材やプリントを使用し特に中学では基礎学力の充実が目標です。 ―学校が一切「勉強しなさい」と言わないというのは本当ですか。 「予習・復習をしっかりやろう」ということは言っているのですが、強制的に学校に残すことはありません。 |
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