苦手の国語を伸ばし見事に開成中学合格を果たす
斎藤 嘉明くん  進学校:開成 他の合格校:早稲田、渋谷幕張、西大和、城北
〈国語は大の苦手〉
小4から有名進学塾Sに通塾していた息子は、算数は大好き、まだ習っていない単元も兄のお下がりのテキストを自分で読んで取り組むほどの「算数マニア」でした。それだけに算数の点数はいつも150点満点の塾内試験で120点を下回ることはなく、偏差値も高い数字で安定していました。そんな息子がとにかく苦手としていたのは国語でした。記述に関しては空欄ばかり。親が叱るとなんとか無理やりマス目だけは埋めるのですが、書いてあることは支離滅裂で部分点さえももらえません。選択肢の問題も、最初に脱落する明らかな間違いの選択肢を選んでどこ吹く風、という感じです。国語の指導は親もできず、主人と相談して専門家をお願いしよう、という結論になりました。

〈「国語の指導にお手軽な方法はありませんよ」と言われ〉
麻布個人指導会から派遣された田中先生は、穏やかながら確固とした見識と方法論をお持ちの方、という印象でした。「国語の力をつけるために必要なことはとにかくきちんと読むこと、きちんと書くことです。それ以外のお手軽な特効薬のような方法はありません。でもあと丸一年ありますから、かならず読んで書けるようになります」という言葉を信じてお任せすることにしました。

〈記述力を伸ばした一日一題の宿題〉
先生の指導は、一つの文章を一度通して読み、次に段落ごとに細かく分けて深く読んでいく、という進め方だったようです。傍線や空欄の有る無しに関わらず「これは分かりやすく言うとどういう意味?」「同じことを別の表現で言い換えているのはどこ?」と次々質問され、少しでもあいまいな表現をすると必ず「きちんと言おう」と注意されたそうです。先生との授業はとても中身の濃いもので、終わるたび息子は「脳みそがクタクタだ」とこぼしていました。また一日一題の簡単な記述の宿題を出され、それだけは必ず続けるように言われました。50字とか80字くらいの制限字数で子供が比較的取り組みやすい題のもので、記述が大嫌いな息子も「先生との約束だから」と文句を言いながらも欠かさず書いていました。
最後まで国語の成績は四科の中で一番悪かったものの、お願いしたときから比べると違いは明らかでした。得意の算数で差をつけ苦手の国語の失点を最小限に、というもくろみだったのですが、今年の開成の算数はあまり差がつかなかったようです。そんな入試で合格を勝ち取ることができたのは田中先生のおかげです。

( 10/03/05 )