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「夏はコレに取り組もう・国語編」

2020.08.12

夏の取り組みとして「文章を読み解く練習をする」という目標を掲げてみましょう。「正確に読む」「読解の基礎を身につける」。この二つを目指します。

まずは「正確に読む」から。読解問題を解くとき、なにかルールを定めているという受験生はいませんか。「設問の文章から先に読む」「問題文(素材文)につけられている傍線や記号に注意しながら読む」―。入試が目前に迫り、1点にこだわるという勉強に取りかかる時期なら効果が期待できる読み方といえそうです。でも、基礎を固めようという時期にはおすすめできません。問題を解くことだけに意識が向き、内容を理解する力が高められないかもしれないからです。

文章を正しく読むための練習として効果的なのが音読です。流れや構造(つくり)、テーマや主題をとらえる練習として一字一句にこだわり、「止まらず、飛ばさず、逆戻りせず」というルールで取り組んでください。

つぎに「読解の基礎の習得」について説明します。「接続詞(語)に気をつける」「指示語が示す内容をとらえる」など、文章の構造を理解するうえでの決まり事を「読解の基礎」といいます。

実は受験生の大半が学んできているはずですが、これらを意識しながら文章を読んでいるのは少数派のようです。

設問で聞かれていることを正しくおさえ、解答するには文章の構造を見抜くことが欠かせません。