N.Aさん
N.Aさん(高校2年生)

フェリス女学院

―まず、フェリス女学院というのはどんな雰囲気の学校でしょう?
 「自由」だと思います。ミッション系なのでお堅いイメージがあるかもしれませんが、学校はあまり細かなことにまで口を出さないです。同時に「自己責任」ということを常に考えさせられる学校です。生徒も伸び伸び系の人が多いと思います。

―「フェリスと合わないタイプ」という人がいるとしたらどんな人ですか?
 すごくいろいろなタイプの人がいます。元気いっぱいな人、おとなしく物静かな人、運動が得意な人、読書やものを書くことが好きな人…。だから「合わない」というのは考えづらいですね。ただ、「人に頼ること」に慣れてしまっていると大変かもしれません。

―始業時間と終業時間を教えてください。
 始業は9時ですが、朝の礼拝があるので、登校時間は8時25分です。下校時間は6時限の日で3時、7時限の日で4時です。

―「名物先生」「名物授業」はありますか。
 聖書担当の先生は「どうやって手に入れたの?」と思うようなものをたくさんお持ちです。お話も面白くてためになり、大好きな先生の一人です。また、世界史と経済を担当されているS先生の授業もすごく奥深くって尊敬しています。

―校則は厳しいですか。
 スカートの丈があまりに短いと注意されます。先生方の意図は「事故や事件に巻き込まれるのを防ぐため」とのことですがその通りだと思います。ただ全体的には緩いと思います。先生方は規則、規則と言いません。生徒もとっぴな格好をしたりする人はいません。

―部活動は盛んですか? 強い部活動は何がありますか?  部活に参加している人の割合は、皆さんが想像するよりずっと高いと思います。バスケット・バレーボール・卓球・テニスは活躍していて、よく校内でも表彰されます。といっても、もちろんインターハイに出る、とかそういうレベルではありません。

―何かユニークな部活動・サークルがあったら教えてください。  他ではあまり聞かないのはアマチュア無線同好会、YMCA、ハンドベル同好会、テーブル・ロール・プレイングゲーム同好会、ハイキング部あたりでしょうか。

―宗教はどのように授業に取り入れられていますか?
 礼拝のほかに「聖書」の授業があります。テストの科目にはありませんし、評価はつかないのですが単位にはなっています。キリスト教の布教、というよりは、聖書やキリスト教をきっかけに思いやる心とか博愛とかを考えさせる授業です。

―やはりクリスチャンのご家庭が多いのでしょうか?
 どうでしょうか、いちいち確かめるわけではないのでよくわかりませんが、クラスに数人、という感じだと思います。

時間割
―宿題はどの程度出ますか。
 毎日ちょっとずつ出る感じですね。1時間以内で終わる分量です。だから負担にはあまり感じません。授業の内容に関連した反復練習、みたいな問題が多いです。別にやらないからといってすごく怒られたりするわけではありませんが、宿題をすることで自然に授業で習ったことが身に付く感じなので、みなきちんとやっていると思います。土日や連休などは少し多めに出ます。

―進級・留年の基準は知っていますか。知っていたら教えてください。
 詳しくは知りませんが、テストの点数が足りずに単位が取れなかったら進級はできないのではないでしょうか。あと、出席日数が足りなかったりするとやはり難しいと思います。

―塾や予備校にはどの程度の割合の人が通っていますか?
 中学生のうちはごく少数です。1・2割だと思います。高校2年生ではほとんど全員が塾か予備校に通っています。

―最後に、あなた自身の将来の夢を教えてください。
 まだ具体的な職業のイメージはありませんが、やはり何か人の役に立つような仕事をしたいと思っています。自分の仕事によって誰かに安心や満足を与えられたら最高ですね。

―フェリスを目指す未来の後輩にメッセージをお願いします。
 受験勉強は苦しいことが多いと思いますが、フェリスという学校は苦しい思いをしても絶対に行く価値がある学校だと思います。いろいろなタイプの人がいて、自分と違うスタイルの人を尊重する空気のある学校です。人付き合いの苦手な人でも必ず友達もできると思います。よく「フェリスは難しい」といいますが、ものすごい難問が出るわけではありません。必要なことを効率よくやれば、必ず突破できると思います。勉強がんばってください。

リストに戻る