I.Hさん
I.Hさん(中学3年生)

雙葉学園中学高校

―一言で雙葉の校風を表現してみください。
 学校全体が一つのファミリーのような感じです。先生と生徒、同級生、そして先輩と後輩、みな仲良しですし強い絆で結ばれていると感じます。生徒は探究心旺盛な人が多く、目的意識を皆持っていると感じます。意外に思われるかもしれませんが、「熱い」学校ですね。

―あえて雙葉に合わないタイプを答えてもらうとどういうタイプの人になりますか?
  自分でやりたいことやこだわっていることのない人でしょうか。なんとなく過ごしているうちに大切な六年間が終わってしまうかもしれません。

― 強い部活動は何がありますか?またユニークな部活動はありますか?  
  部活の参加率はかなり高いほうだと思います。運動部ではバレーとバスケと卓球が強く学校側も力を入れています。卓球は関東大会出場、バレーも関東私学大会出場などの成績を残しています。また陸上同好会は部員が100人近くいて、活発に活動しています。ユニークな部活動というと、ディベート部でしょう。討論をする部で、ただひたすら喋っています。それから「笑う会」というのがあります。まだできたばかりですが、人気あります。お笑いのDVDを観るのが活動だそうです。

―食堂はありますか?利用率は高いですか。
  食堂と言うのはなく、パンを購入できる購買部があります。皆、お弁当を持参しますから利用率はあまり高くありません。

―「宗教」の授業について教えてください。
  中1は校長先生自らの授業です。聖書の内容の話を聞いたり、ビデオを鑑賞したり、劇を作って演じたり、と、内容もバラエティに富んでいます。「宗教」といってもお堅い内容ではありません。聖書の内容をきっかけに、「他人を思いやる心」や「社会への貢献」などを考えさせる内容です。とても面白くて私たち生徒には人気です。

―もし他の学校にはないユニークな行事があれば教えてください。  
時間割 10月1日の都民の日にはさまざまな場所に行って共同募金を行います。一度やってみると意外と面白く、また充実感もあり、皆けっこう気に入っています。ボランティア活動は盛んで、熱心に参加している人がたくさんいます。

―宿題はどの程度出ますか?  
  教科によりますが、普段はほとんど出ません。出てもプリント1枚など、量的には少ないです。長い休みにはたくさん出ます。学年や年度によりますが、一日2時間くらいかかる程度の分量です。

―塾や予備校にどの程度の割合の人が通っていますか?  
  中学のときは少なく通っている人はごくわずかです。通っていても、個別指導とかの学校のフォロー中心、あとは英会話とかが多いですね。塾ではありませんが、自宅で通信添削をしている人は結構います。高校になると塾に通う率は一気に上がります。高2で8割くらいだと思います。学校では基本的に大学受験対策は全くしてくれないので現役生向けの塾・予備校などに通っています。

―勉強についていけず転校していく人は、あなたが知る限り、どれくらいいますか。  
  先輩の話だと、高校では毎年、学年の変わり目に2・3 名は外部の学校に出て行く人がいるそうです。ただその人たちが勉強についていけなかったからか、何か他の事情があったからかは分かりません。

 ―習熟度別(成績別)クラス編成はされていますか。されている場合どの教科でされていますか。
  成績別クラスは特別ありませんが、中1で中学受験で入学した人は英語の補習クラスを受講します。また数学と英語では、定期テストの前後に先生の判断で補習クラスが開かれることもあります。

―将来の夢を教えてください。  
  生命科学や医学部門の研究に携わることができたらいいな、と思っています。宗教の時間に、「あなたの能力を社会のために使いなさい」と先生に言われてその言葉がずっと心に残っていました。自分の研究が基で病気に苦しむ人を救うことができたらすばらしいな、と思っています。

―最後に雙葉を目指す受験生に一言お願いします。
  雙葉は学校行事にみんなが真剣に参加する「熱い」学校です。イジメなど、聞いたことがありません。勉強したい子は勉強に打ちこめるし、スポーツしたい子はスポーツに打ち込める学校です。ぜひ雙葉の6年間でやりたいことや打ちこみたいことを見つけてください。雙葉の入試は特徴的なので、周囲の友人に聞いても、模試の判定が悪くて合格した人がたくさんいます。最後まであきらめずに頑張ってください。

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