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3月7日朝日小学生新聞に当会記事が掲載されました②

2022.03.09

算数「実際に手を動かし図形をかく練習を」(富永講師)

多くの塾では5年生の終わりまでにすべての単元を終え、塾の新学期にあたる2月ごろから夏休みまでのあいだに総復習に取り組みます。「一歩ふみこんだレベルで基礎をふり返る」というかたちになるのが一般的です。

 この期間について「基礎をもう一度、学べるチャンス」ととらえ、その見直しを徹底しましょう。苦手な分野がのこっている受験生は「弱点を克服しよう」という気持ちを忘れないことが大事です。入試の直前になって基礎を見直すというのは、なかなか勇気がいることなので、夏休みまでの時期をじょうずに活用します。

入試では、ほとんどの学校が「割合」「速さ」「図形」といった単元から出題します。なかでも「図形」は苦手意識をもつ受験生がめだちます。図形対策のポイントを紹介しましょう。

「問題の図を、そっくりそのままかく」。この練習を重ねると、効果が期待できます。図形を苦手にしている受験生の場合、計算だけから答えを出そうとするケースがよくみられます。しかし、入試で取り上げられる図形の問題は図のなかに条件を書きこむといった作業をしないと、正答に結びつく「糸口」に気がつくことができません。

まずは、それほど難易度が高くない平面図形からはじめてみます。実際に手を動かして図をかくことで、だんだんと慣れていきます。この練習をつづけることで問題の図をそっくり、そのままかけるようになるのではないでしょうか。