毎年、受験生のデータをまとめて公開しています
麻布個人指導会の2025年度中学受験生のデータと当会に関するご家庭のアンケートの結果をご紹介します。ぜひ参考になさって下さい。
サピックスが一番多く、早稲田アカデミー・日能研・四谷大塚が続く
2025年度はサピックスが27%で上位4つの塾で全体の65%を占めました。10年前と比べると、サピックスのトップは変わりませんが、早稲田アカデミーや四谷大塚の割合が大きくなっています。その他の塾には、グノーブル、市進学院、臨海セミナー、浜学園などが含まれます。それぞれの塾の長所、短所を判断の上で塾選びをされているようです。
51%の受験生がまずは週1回からスタート
通塾日数の増えている大手塾が多くなっているため、週1回の割合が多いです。しかし、受験が近づくにつれ他の指導科目の追加のご要望が多くなり、指導の回数が増える傾向にあります。10年前と比べ週3回以上の割合が増えているのは、塾に通わない場合に文系と理系に分けての指導のご依頼が多くなったのが一因です。
「算数」が最も多いが、「算数と理科」「算数と国語」の組み合わせも
「算数」単科が33%で一番多いですが、「算数と理科」「算数と国語」「4科」もあわせると算数を含む指導が全体の75%を占めます。中学受験における算数の重要性が依頼にも表れています。また「国語」単科の指導が年々増加しており、「国語と社会」をあわせると全体の13%を占めます。また塾を途中でやめたり、最初から塾に行かない場合など「4科」の指導が全体の11%あります。
家庭教師の指導は、塾のフォローから志望校対策まで目的に応じて開始
受験生が塾に通い始める時期は、3年生が最も多く36%、ついで4年生32%、5年生が8%となっています。多くの塾で、中学受験を意識したカリキュラムが4年生から組まれていますが、最近は、学習習慣をつけるためや塾に早く慣れるために3年生から入塾する場合が増えています。
家庭教師を依頼する時期は、6年生が最も多く45%、ついで5年生27%、4年生20%、3年生以下8%となっています。4、5年生の依頼は苦手科目を中心とした塾の授業のフォローが中心です。6年生の場合は、塾のフォローに加えて志望校対策など、より実戦的な指導のご要望が多くなります。
当会は毎年、受験生のご家庭に指導終了後アンケートをお送りし、当会および講師を率直に評価してもらっています。2025年度の結果をお知らせいたしますので、ご覧下さい。
※「大変満足」は142名、「満足」は56名、「やや不満」は2名、「不満足」は0名で、「大変満足」と「満足」をあわせると99%となっています。
受験後のご家庭の評価は、家庭教師の講師と教務にとっては通知表と同じものです。特に「教科指導について」の満足度の数字にはこだわりを持っています。
※「十分」は150名、「おおむね十分」は48名で、「十分」と「おおむね十分」をあわせると99%となっています。
中学校の入試問題や入試制度に関すること、塾の教材やカリキュラムについての十分な知識が前提となり、適切な指導が可能であると考えています。
※「十分」は122名、「おおむね十分」は75名、「やや不十分」は3名、「不十分」は0名で、「十分」と「おおむね十分」をあわせると98%となっています。
ご家庭との円滑なコニュニケーションなくして、効果的な指導はできません。伺った際以外にも、場合によってはメールなどを活用して「十分」になるように努めています。
※「とても適切」は150名、「適切」は47名、「やや不適切」は3名、「不適切」は0名で、「とても適切」と「適切」をあわせると98%となっています。
適切な受験校選びが、中学受験の成否を左右すると言っても過言ではありません。実際に指導している講師だからこそできるアドバイスを心がけています。