立教女学院中学校 (東京都杉並区) | 学校探検 | ||||||
キャンパスライフ―脈々と流れる自治の精神―
10月の体育祭や11月のマーガレット祭(文化祭)はほとんど全部生徒が自主的に運営・企画をしてやっています。もちろん、必要なところは教師がサポートします。これは短期間で養われるものではなくて、伝統的なものです。中学に入学して、先輩達がリーダーシップを持って生徒会を運営している姿を見て育ってきているわけですから、自分達が上級生になったときに自然に身について自分達が率先して何でも取り組んでいくようになります。 マーガレット祭などは、4月くらいから今年度のテーマをどうするか生徒会の中で議論して作り上げていくわけで、秋になって短期間で仕上げるものではありません。ですから、生徒達にとって体育祭やマーガレット祭が終わると、自分達のエネルギーを全て使い果たしたような気持ちになるのでしょうか、その感動・喜びというものはわれわれ教師の側から見ても本当に素晴らしいものがあります。 ―クラブ活動は中・高合同ですか。 いいえ、基本的には中・高それぞれ別に活動しています。
―特色のあるクラブについて教えて下さい。 今、注目されているのはダンス部だと思います。高等学校が全日本で2連覇したこともあってオーバーに言えば10人に1人がダンス部員と言えます。他にも陸上部は都大会でも活躍しています。本校の部活動は他校と比べて、活動時間は非常に少ないのですが短い時間の中で効率的にバランスをとって活動しています。 ―クラブ活動の参加率はどのくらいですか。 中学校は全員です。高等学校は半分くらいでしょうか。 ―修学旅行はどこに行きますか。 中3で長崎・平戸、高2で沖縄に行きます。従来は中学で東北、高校で奈良・京都でしたが、現在の修学旅行の目的を考えた場合にやはり平和教育だろうということで変更しました。
―キャンプも実施されていますね。 はい。中1・中2・高1・高3です。それぞれプログラムがありますが、自立のための取り組みと考えています。キャンプというのは非日常性の中で自分を見つめ直す、あるいは他者との関係を構築するとてもいい機会だと思います。 ―校則は厳しいのでしょうか。 比較の問題でしょうが、とても緩やかだと思います。身なりを整えたり行動を律することは、原則として生徒達自身で申し合わせをさせます。中高それぞれ4月の生徒会総会で「今年はこういう申し合わせをしましょう」と提案し、一人一人が意志表示をして決めていくという形です。 ―心のケアに関してスクールカウンセラーの先生はいらっしゃいますか。 2人おります。その他、チャプレンや校医の先生もおりますので、例えば不登校の生徒が出た場合には養護教員も含めて総合的なケアが可能です。 ―教職員の先生方の男女比はどうなっていますか。 現在は、だいたい3分の1が男性、3分の2が女性です。 |
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