毎年、受験生のデータをまとめて公開しています
麻布個人指導会の2022年度中学受験生のデータと当会に関するご家庭のアンケートの結果をご紹介します。ぜひ参考になさって下さい。
サピックスが一番多く、早稲田アカデミー・日能研・四谷大塚が続く
2022年度はサピックスが21%で上位4つの塾で全体の64%を占めました。10年前と比べると、サピックスがトップは変わりませんが、早稲田アカデミーの伸びが顕著です。その他の塾には、グノーブル、市進学院、啓明館、ジーニアス、おぎしんなどが含まれます。
授業の形態としては、対面の他にオンラインによる授業も増えています。
37%の受験生がまずは週1回からスタート
通塾日数の増えている大手塾が多くなっているため週1回の割合が多いのですが、受験が近づくにつれ他の指導科目の追加のご要望が多くなり、指導の回数が増える傾向にあります。10年前と比べ直前集中授業の割合が増えているのは、コロナ禍で依頼の時期が遅くなったことが一因です。
「算数」が最も多いが、「算数と理科」「算数と国語」の組み合わせも
「算数」単科が24%で一番多いですが、「算数と理科」「算数と国語」「4科」もあわせると算数を含む指導が全体の70%を占めます。中学受験における算数の重要性が依頼にも表れています。また「国語」単科の指導が年々増加しており、「国語と社会」をあわせると全体の17%を占めます。また塾を途中でやめたり、最初から塾に行かない場合など「4科」の指導が全体の14%あります。
家庭教師の指導は、塾のフォローから志望校対策まで目的に応じて開始
受験生が塾に通い始める時期は、4年生が最も多く50%、ついで3年生29%、2年生が12%となっています。多くの塾で、中学受験を意識したカリキュラムが4年生から組まれていることが理由だと思われますが、最近は、学習習慣をつけるためや塾に早く慣れるために3年生から入塾する場合も増えています。
家庭教師を依頼する時期は、6年生が最も多く49%、ついで5年生30%、4年生15%、3年生以下6%となっています。4、5年生の依頼は苦手科目を中心とした塾の授業のフォローが中心です。6年生の場合は、塾のフォローに加えて、志望校対策などより実戦的な指導のご要望が多くなります。
当会は毎年、受験生のご家庭に指導終了後アンケートをお送りし、当会および講師を率直に評価してもらっています。2022年度の結果をお知らせいたしますので、ご覧下さい。168通の回答をいただきました。
「大変満足」は132名、「満足」は36名、「やや不満」は0名、「不満足」は0名で、「大変満足」と「満足」をあわせると100%となっています。
受験後のご家庭の評価は、家庭教師の講師と教務にとっては通知表と同じものです。特に「教科指導について」の満足度の数字にはこだわりを持っています。
「遅刻なし」は156名、「たまに遅れる」は12名で、「遅刻なし」が、93%となっています。
電車の遅延などの避けられない場合もまれにあります。
事前にご連絡させていただきますが、ご理解いただければ幸いです。
「十分」は97名、「おおむね十分」は71名、「やや不十分」は0名、「不十分」は0名で、「十分」と「おおむね十分」をあわせると100%となっています。
ご家庭との円滑なコニュニケーションなくして、効果的な指導はできません。「十分」が58%、「おおむね十分」が42%ですが、「十分」がもっと増えるように努力しなければなりません。
「とても適切」は105名、「適切」は60名、「やや不適切」は3名、「不適切」は0名で、「とても適切」と「適切」をあわせると98%となっています。
適切な受験校選びが、中学受験の成否を左右すると言っても過言ではありません。実際に指導している講師だからこそできるアドバイスを心がけています。